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屏風(表具)
びょうぶ (ひょうぐ)
表具は中国より伝来し紙、布、木などを糊を使用し制作する張り作業を指します。表装、経師とも呼ばれます。
屏風はその中の一つの分野で組子と呼ばれる格子状に組まれた芯材に幾重にも和紙を貼り重ね、それらを和紙の蝶番で繋ぎあわせ、2枚、4枚、6枚と、折りたたみ可能な状態に仕上げます。
ホテル、ホールなどの金屏風、お茶席などで利用する風炉先屏風、日本画作品発表手段としての屏風と、様々な用途にあわせ制作しています。
表具は屏風の他に掛軸、額、襖など様々な分野に分かれています。
田尻 和久
たじり かずひさ
昭和41年生まれ
祖父・専之助、父・昭に続く三代目。家業は継がずに体育教員を目指し体育学部を卒業したが、父の死去に伴い23才でスポーツインストラクターから表具師に転身。
決まった師匠には付かず母、姉と共に幼少時代の記憶を頼りに修行した。金銀屏風、お茶道具である風炉先屏風、日本画の屏風仕立てを得意とする。古い屏風、掛軸、額などの修理も行う。
(荒川区東尾久三丁目16-9)
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